なぜ満月の夜は釣れにくいのか?光量と捕食スイッチの関係

なぜ満月の夜は釣れにくいのか?光量と捕食スイッチの関係

1. イントロダクション:「月が明るいと、なぜかアジが釣れない…」

アジングを続けていると、こんな経験をしたことはないだろうか?

「新月や曇りの日は釣れるのに、満月の夜はアタリが激減…」
「常夜灯の効いたポイントなのに、満月のときだけ反応が悪い…」
「ベイトの気配はあるのに、アジが全然食わない…」

私もかつて、満月の夜に「今日はいい感じだな!」と期待して釣りを始めたものの、
まったくアタリが出ずに 「なぜ…?」 と頭を抱えたことが何度もある。

しかし、何度も満月の夜に釣行し、試行錯誤を重ねるうちに、
「光量の影響でアジの捕食スイッチが変わる」 ということに気づいた。

今回は、「なぜ満月の夜は釣れにくいのか?」 を実釣経験をもとに深掘りし、
満月の夜でもアジを釣るための攻略法 を紹介する。


2. 満月の夜にアジが釣れにくい3つの理由

① 光量が多すぎて、アジの警戒心が上がる

アジは元々、光の明暗に敏感な魚
適度な暗がりがあると、ベイトを捕食しやすくなる
満月の夜は、月明かりが強すぎて、アジがオープンな場所を避けることが多い

🎣 実釣経験:「影のないポイントでは、まったく釣れなかった!」
ある釣行で、満月の夜に普段釣れている常夜灯下 に入ったが、全くアタリがない…。
「今日は活性が低いのか?」と思ったが、
試しに 防波堤の影になっている場所 にキャストすると…

突然アタリが出始め、連発モード突入!
光が強すぎる場所にはアジが寄らず、影に溜まっていた!

「満月の夜は、光量が強すぎることでアジが開けた場所を避ける」 ということを実感!


② 月明かりでシルエットがはっきり見えすぎる

アジは夜でも視力が良く、不自然な動きに敏感
満月の夜は、水中が明るいため、ルアーやワームの違和感が増す
アジがルアーをしっかり見切ってしまい、食い渋ることが多い

🎣 実釣経験:「グロー系が効かず、クリアワームに変えたらバイトが出た!」
満月の夜にグロー系(白やチャート)のワームを使っていたが、まったく食わない…
試しに 「クリア系+シルバーラメ」 に変更したら…

バイトが復活!
光量が強いときほど、ナチュラルなカラーが有効だと実感!

「明るい夜は、アジがルアーをしっかり見切る」ため、カラー選びが重要になる!


③ ベイトの動きが変わり、アジの捕食スイッチが入りにくい

新月や曇りの夜は、ベイトが常夜灯周りに集まりやすい
満月の夜は、ベイトが広範囲に散り、アジの回遊パターンが変わる
アジの捕食スイッチが入りにくく、待ち伏せの釣りが難しくなる

🎣 実釣経験:「満月の夜はベイトの動きが違う!」
新月の夜には 常夜灯下にベイトが溜まり、それを狙ってアジも集まる が、
満月の夜は 「ベイトが広範囲に散り、ライズも起こらない」 という状況が発生。

試しに 「ボトム付近をじっくり攻める」 釣り方に変更すると…

表層では無反応だったアジが、ボトム付近でヒット!
ベイトの動きが変わると、アジの捕食パターンも変わることを実感!

「満月の夜は、ベイトの動きを考えてレンジを変える必要がある!」


3. 満月の夜でもアジを釣る攻略法

① 影のある場所を狙え!

防波堤の影や橋脚の下にアジが溜まりやすい
光が強い場所よりも、適度な暗がりがあるポイントが狙い目


② ワームカラーを「クリア系 or ダーク系」に変える!

クリア系(透明ラメ、シルバー系)がナチュラルで見切られにくい
影の中ではブラックやスモークカラーが有効


③ ベイトの動きを意識し、レンジを深くする!

表層でライズがないなら、ボトム付近をじっくり探る
潮の流れが効いている場所にアジが溜まりやすい


④ リトリーブをスローにする!

明るい夜は、アジがルアーを見切りやすいので、じっくり見せる釣りが有効
ただ巻きではなく、「リフト&フォール」や「ドリフト」を使うと効果的


4. まとめ:「満月の夜=釣れない」ではない!光量を考えて攻め方を変えろ!

満月の夜は「光量が多すぎる」ことでアジが開けた場所を避ける!
ワームのシルエットが目立ちすぎるため、カラーをナチュラル系にする!
ベイトの動きが変わるため、レンジを下げてアジの居場所を探す!

「満月の夜は釣れない」のではなく、「光量の影響を理解すれば釣れる!」 🎣